レポート:CD-ROMで学ぶ情報検索の演習 新訂3版で新しくなったこと

先日日記に書いた
CD-ROMで学ぶ情報検索の演習 新訂3版が届いたので、ざっと読んでみて、人物略歴情報の問題のみですが実際に検索もしてみました。

データ内容も検索しやすいように統一されたなど、ブラッシュアップされているし、学生さんがいつも混乱する「論題中の単語」がなくなったり、新聞記事に朝刊・夕刊、ページ数で検索できるようになっていたりと、第2版で困ったなあと思っていた箇所が大幅に改善されたように感じました。これは講義で使いやすそう!

第2版から変わった点として私が気づいたものをまとめますと、以下のようになります。

  • Windows Vistaへの対応が追加。
    • ちなみに、WindowsXP,2000,NT4.0,Me,98SE,98にも対応しています。
  • 冒頭の説明文が一新している。
    • 情報検索の理論についての説明が、わかりやすくなっていると感じました。
  • データが新しくなっている。
  • ↑にともない演習問題が一新している。
  • システムは基本的に同じ。
    • ただし検索項目とデータが微妙に異なる。
  • 人物略歴情報の出身地のデータが「都道府県」までになりました。
    • 第2版には、「東京」や「東京市」などや、「東京都千代田区」、「東京・千代田区」などがありましたが、すべて「東京都」に統一されていました。
  • 生年月日に「月日のみ」が登録されている人物がありました。
    • 第2版では、必ず年月日というデータでしたが、3版では、生年が不明な人物だと思うのですが、月日だけの登録もあるようです。
  • 雑誌記事情報に検索項目:「論題中の単語」がなくなりました
    • 2版では、「論題中の単語」と「論題名」とあり、演習としては学生が混乱してしまって本来のしたい演習ができないということもあったので、その対応かなと思います。
  • 新聞記事原報の検索項目:掲載年月日が掲載年月日・朝夕刊・ページに変わりました
    • 071231M01 -> 2007年12月31日、朝刊、1ページというかんじです。ちなみに、夕刊はEです。
    • 第2版は年月日しかなかったので、よりバリエーションのある検索が可能になっています。

他にもあるかもしれませんが、ざっと気づいたところはこんなところです。