Lemur Query Log Toolbar

研究

Lemur Query Log Toolbar ( http://www.lemurproject.org/querylogtoolbar/ ) は、FireFoxの拡張機能で、閲覧記録（閲覧したWebページのURL、リンクをクリックした時刻、タブ切り替え行動を行った時刻など）やサーチエンジンの検索記録をとるツールです。保存したいときのみ保存するなどプライバシーを配慮して記録できるようになっています。保存した記録はあらかじめ設定しておいたサーバに送ることも可能です。情報検索の評価や情報探索行動の研究に役に立ちそう！

CRESプロジェクト ( http://cres.jpn.org/ ) では、利用者実験を行って、被験者のWeb閲覧記録をキャプチャ映像やWebアーカイブを使って人手でつけていったので、このツールを使っていたらどんなに楽だったか・・・。CRESプロジェクトではslogger ( http://www.kenschutte.com/slogger/ ) を使って、被験者が閲覧したWebページをアーカイブしました。

ただ、Lemur Query Log Toolbarにしても、sloggerにしても

  • 文字コード対応が不十分
  • バックグラウンドのタブへ読み込ませたWebページを現在表示しているフォアグランドのWebページを保存してしまう（リンクを真ん中ボタンクリックして異なるタブで開く状況）

という点で、日本語を使ったWeb検索関連の研究で使おうと思った場合に使いづらいです。

Lemur Query Log Toolbarに関しては、CRESプロジェクトがバグ報告やパッチ送付などを行っており、これらの点を修正してもらうよう働きかけているところです。